2017/06/17

6月の朝

雨上がりの清々しい朝、
新しい仕事のために
ある原稿を読む。

はじまりの数ページを読んだら、
不覚にも、目から涙があふれてしまった。

最期のときについて書かれたその話に、
ある人が亡くなったときのことが
唐突に思い出されて、
そのときのわたしの身勝手な心模様まで
まざまざと蘇えってしまった。

たまたまイヤフォンで聴いていたのが
涙じゃなくて愛にあふれる合唱曲で、
それがせめてもの救いでした。

合掌して気持ちをたてなおし。

窓の外で
鳥が気持ち良さそうに鳴いている
6月の朝です。